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キャストインタビューVol.10
[白石由竹役]伊藤健太郎

――伊藤さんは原作の掲載誌である『週刊ヤングジャンプ』の愛読者だそうですが、『ゴールデンカムイ』を読んだときの感想を教えてください。

 最初の印象は、いきなり攻めに攻めたのが始まったぞ、と(笑)。野田(サトル)先生の作品には、前作の『スピナマラダ!』のときから要所々々で表現がぶっ飛んでいる印象を持っていたんです。ですから、あの野田先生がこのテーマで物語を描くことに対する期待感がすごくあって。漫画読みの視点でちょっと偉そうなことを言ってしまうと、漫画ってページをめくるときの引きがすごく大切だと思うんです。『ゴールデンカムイ』を読んでいると、ページをめくったあとに予想を上回ったり予想を裏切るようなコマが次から次に待ち受けているんですよ。その発想と表現の凄さたるや、まるでページをめくるリズムを野田先生に掌握されているようで、雑誌を読むワクワクを感じずにはいられません。

――漫画を読んでいるときから、もしアニメ化したら声優として出たい気持ちがあったりも?

 たしかにありました。人気と認知度が上がっていくのを見て、いつか絶対にアニメ化されると思っていましたので。それからは、どの役のオーディションが来ても原作を読み込んでいるとわかるようにせねば、と勝手にプレッシャーを感じていたぐらいです(笑)。とはいえ、漫画を読んでいるときはそういう考えは消え去って、純粋に楽しんじゃうんですけどね。

――その時点で気になるキャラクターはいましたか?

 実は初登場の白石を見たときから、もし役をいただけるとしたらこのラインだろうな、とビビッと来てました(笑)。自分で言うのもおこがましいですが、白石役をやれたら最高に嬉しいぞ、と思うような出会いだったんです。もうちょっと若い頃だったら、たぶん杉元役を意識していたと思うんですけどね。
――オーディションでは、どんなことを意識して白石を演じましたか?

 僕がイメージする白石を素直に演じたつもりです。悔いのないオーディションテープは録れたので、これで駄目ならアニメのイメージとは合わなかったんだな、と諦めるしかないと思ってました。知らない原作のオーディションだと、これで正解なのかな? と迷うことがたくさんあるんです。でも、今回は原作を知っているぶん、迷いはありませんでした。一方で、ともすれば自分のイメージに固執しすぎてしまう怖さも感じていて。野田先生の中に確固たる白石像がまずあって、読者にもそれぞれの白石像がある。当然、アニメのスタッフの中にもいろんな白石像があるはずなんですけど、同時にみんなの印象が重なるポイントもどこかにきっとあるんです。そこだけは外さないようにしたいと思っていました。

――アフレコの初日はどんな意識で臨んだのですか?

 自分が持っていたイメージを一回リセットして臨みました。アニメは団体芸のようなものなんです。僕は普段舞台演劇もやっているのですが、自分の思い込みだけで進めてしまうと舞台で浮いちゃうことがあります。そうならないためにも、自分自身に「まずは一回落ち着けよ」と言い聞かせてフレキシブルに動けるようにしました。

――共演者の方と実際に芝居のやり取りをしてみてどうでしたか?

 ちかちゃん(小林親弘)と(白石)晴香ちゃんの芝居を見たとき、自分が原作を読んでイメージした杉元とアシㇼパがそこにいたんです。なので、自分のイメージ通りで大丈夫だと思い、そのまま芝居の輪に加わらせていただきました。そもそも白石は、作中での役割がけっこうハッキリしていますからね。その意味では、他の男性キャラクターに比べて掴みやすかったかもしれません。
――小林さんと白石さんとの共演は初めてですよね。

 アニメの現場はそうなんですけど、ちかちゃんとは『ゴールデンカムイ』のアフレコが始まる直前に外画で初めて共演しています。(白石)晴香ちゃんとも、海外ドラマの現場で一緒になって、そのあとの飲み会で少し話す機会がありました。ですから、面識はあるけど距離感が近いわけでもない状態で、役者としての近づき方とキャラクター同士の近づき方が僕の中でシンクロしていたんです。そのおかげで白石が杉元の仲間に加わるまでの段取りを、お二人と一緒に自然な流れで築かせてもらえました。

――難波(日登志)監督や音響監督から、白石の演じ方について何かディレクションはありましたか?

 大きなところだと、収録初日に「ちょっと格好つけすぎです」と言われました(笑)。やっぱり、最初は決めたくなるんですよね。飄々とした感じを前面に出しつつも、「第一声は大事だし、観ている人が盛り上がるような芝居をするぞ」と色気が出てしまって。

――白石はコメディリリーフ的な存在ですが、その点についてはどのように考えていましたか?

 緩急のバランスが大事だと思っていました。こっちが馬鹿をやればやるほど杉元たちが格好良く決めるシーンとの温度差がきれいに出て、作品が締まると感じていましたので。ただ、コメディリリーフとしての役割を追究する部分はあったんですけど、正直、僕が芝居を通して能動的に生み出す笑いよりも、キャラクターの素が出ている、例えばアシㇼパの変顔や杉元の乙女チックな仕草のほうが面白かったりするんですよね(笑)。

――持っていかれちゃうんですね(笑)。

 そうなんです。そこで頑張って浮いちゃっている感じが、杉元一行の中での白石の有り様なのかなと。3人のやり取りで生まれる笑いもいっぱいあったので、途中からはコメディリリーフとしての意識はほとんどなくなっていたぐらいです。逆に、頑張って浮いちゃった挙げ句に「役立たず」と言われるほうが、関係性としては正解だと思うようになりました(笑)。
――現場の雰囲気はいかがでしたか?

 昨今まれに見る、役者の層が分厚い現場でした。外画を何本も録れちゃうようなメンバーが集まっていますから、今の日本のアニメ事情からするとかなり贅沢な環境です。この歳になって、久しぶりに自分の根っこにある後輩気質というか、子分気質のままでいられる現場でしたね(笑)。僕はわりと先輩にいじられるタイプの人間なんですけど、現場での人間関係までもが作中のキャラクターにどこか通じているような印象もあって。先輩方が演じるキャラクターが出揃えば出揃うほど、より明確に自分の役割が見えてきてアフレコも楽になっていきました。

――第一期と第二期で、芝居の面で変化はありましたか?

 土方との内通をきっかけに杉元に恐れを抱くくだりは、白石という人間の中に生まれるドラマの流れを強く意識しました。でも、役者としてのアプローチは全24話で大きく変わってはいません。僕は若い頃から、どちらかというと攻めていく系の役が多かったんですけど、40代になってからはいい意味で抜いた芝居を身に付けることをテーマにしているんです。今回の白石は、そういう引き出しをたくさん開けさせてもらえたキャラクターでもあります。

――お気に入りのエピソードはありますか?

 どれも気に入っているので、選ぶのが難しいですね(笑)。強いて挙げるとすると、芝居での緩急の使い分けが面白かった第十二話の競馬場のシーンでしょうか。白石がインカㇻマッに弄ばれるところなど、役者として腕の見せ所がたくさんあるエピソードでしたので。白石はどのキャラクターと絡んでも、最終的には役立たず扱いされる流れが快感で。本来なら舞台上で役者が思っちゃいけないんですけど、これは美味しい役だなと(笑)。
――原作コミックスの第17巻に同梱されるアニメDVDには、原作でも人気の高い白石が恋をするエピソードも収録されていますね。

 白石的には外せないエピソードですよね。ただ、最初に2クールで網走監獄までを描くと聞いたときは、カットされると覚悟していました(笑)。なので、こうして実現してくれて幸せです。内容もさることながら、キャスティングも素晴らしいんですよ。これだけ大ベテランの方々が揃う現場ですし、やっぱりシスター役には清楚系のレジェンドクラスの方を期待するじゃないですか。そうしたら、なんと島本須美さんですよ。もう完璧ですよね。あと、先ほど抜いた芝居の話をしましたが、僕は古川登志夫さんのような緩急を目標にしているんです。今回、熊岸長庵役の古川さんと絡めたのも非常に嬉しかったですね。「脱獄王」とまで呼ばれるようになった男のリビドーが存分に描かれていますので、ぜひ楽しみにしていてください。

――最後に、白石を演じきってみての感想をお願いいたします。

 今回、白石役をやらせていただいたことで、たくさんの経験と出会いをさせていただきました。それらを糧に役者として日々邁進しながら、いつか必ずあると信じている第三期の発表を心待ちにしたいと思います。皆さんも僕と一緒に、毎週『ヤンジャン』を読んで予習しておきましょう(笑)。そして、また白石として皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
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■発売日:2019年3月19日(火)予定
■予価:本体3,600円+税
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・YJC「ゴールデンカムイ」第17巻
・「ゴールデンカムイ質問箱【出張版】アニメキャスト編!第二弾!」付き 野田サトル先生描き下ろし複製サイン入りミニポスター
・アニメDVD(新作OVA 約24分収録予定)
収録エピソード:「恋をしたから脱獄することにした」「恐怖の猛毒大死闘!北海道奥地に巨大蛇は存在した!」
(原作:野田サトル 監督:難波日登志 アニメーション制作:ジェノスタジオ)
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