このキャラクター、要注目につきッ!!
キャストインタビューVol.7
[江渡貝弥作役]内田雄馬
キャストインタビューVol.7
[江渡貝弥作役]内田雄馬
――原作を読まれたときの感想を教えてください。
最初はグルメがメインの“飯テロアニメ”だと思っていたんです。みんなで「ヒンナヒンナ」と言いながら、美味しいご飯を食べるんだろうな、と(笑)。でも原作を読んだら、刺青人皮の争奪戦を巡って登場人物の並々ならぬ思いが描かれていて、そういう人間ドラマの深さがすごく印象に残りました。かと思えば、ハードなだけでなく、美味しそうにご飯を食べるほっこりとしたシーンもあって。その両方があることで人が生きていく中でのギャップが楽しめるのも、この作品の魅力だと思いました。
――江渡貝というキャラクターの第一印象を教えてください。
クセが強かったですねー(笑)。キャラクターのことを詳しく知る前は、最初に抱いていた原作のイメージに引きずられて、普通の好青年だと思っていたんです。でも読み進めていくうちに、想像とは全然様子が違うとわかって。剥製に対するのめり込み方が常人離れしていたり、急に感情が爆発したりするようなシーンが出てきたので、これはとんでもなくヤバい人だぞ、と(笑)。普通にお母さんと会話していると思ったら、それが剥製だったりしますしね。もう、びっくりですよ。一方で、どうしてそうなったのかわかるような描かれ方もされていたので、彼の心に根付いているものを大切にしながら演じたいとも思いました。
最初はグルメがメインの“飯テロアニメ”だと思っていたんです。みんなで「ヒンナヒンナ」と言いながら、美味しいご飯を食べるんだろうな、と(笑)。でも原作を読んだら、刺青人皮の争奪戦を巡って登場人物の並々ならぬ思いが描かれていて、そういう人間ドラマの深さがすごく印象に残りました。かと思えば、ハードなだけでなく、美味しそうにご飯を食べるほっこりとしたシーンもあって。その両方があることで人が生きていく中でのギャップが楽しめるのも、この作品の魅力だと思いました。
――江渡貝というキャラクターの第一印象を教えてください。
クセが強かったですねー(笑)。キャラクターのことを詳しく知る前は、最初に抱いていた原作のイメージに引きずられて、普通の好青年だと思っていたんです。でも読み進めていくうちに、想像とは全然様子が違うとわかって。剥製に対するのめり込み方が常人離れしていたり、急に感情が爆発したりするようなシーンが出てきたので、これはとんでもなくヤバい人だぞ、と(笑)。普通にお母さんと会話していると思ったら、それが剥製だったりしますしね。もう、びっくりですよ。一方で、どうしてそうなったのかわかるような描かれ方もされていたので、彼の心に根付いているものを大切にしながら演じたいとも思いました。
――江渡貝役を演じる上で、とくに意識したことはありますか?
表面的な言葉だけだと、彼のぶっ飛んだ部分ばかりに目が向いてしまうんですけど、その裏側には人の愛に飢えていたり自分を認めてくれる人を探しているといったすごく純粋な欲求があるんですよね。人とあまり深く関わらずに生きてきた感じがありますし、だからこそ誰かと関わって、しかも自分のことを「素晴らしい」と認められたときに、初めて居場所をもらえたような気持ちにもなる。しかも、コミュニケーション能力が幼いせいで、それをすごく素直に喜んだり駄々をこねたりして表現するんです。なので、体は大人だけど心の中がちょっと子供っぽいところから来る、彼の純粋な言葉を表現できたらいいのかな? と思いながら演じました。
――難波(日登志)監督や音響監督の明田川(仁)さんからは、演技について何かオーダーはありましたか?
基本的には、自分が現場に持っていったイメージを尊重していただきました。その上で、最初はあまり会話が得意じゃなさそうな感じを出しつつ、そこから鶴見中尉とのやり取りで変わっていく部分はけっこう大事にしながら録っていった記憶があります。
――江渡貝は鶴見中尉との出会いに大きな影響を受けるわけですが、大塚(芳忠)さんとの芝居で何か感じるところはありましたか?
それはもう! 江渡貝くんは鶴見中尉の手のひらの上で動かされているというか、鶴見中尉の圧倒的な存在感に取り込まれながら、それに心地良さすら感じているようなところがありますからね。ですので、僕も流れに身を委ねるまま、鶴見中尉が発する言葉のひとつひとつに乗っかっていくことを大切にしながらやれたんじゃないかと思います。
表面的な言葉だけだと、彼のぶっ飛んだ部分ばかりに目が向いてしまうんですけど、その裏側には人の愛に飢えていたり自分を認めてくれる人を探しているといったすごく純粋な欲求があるんですよね。人とあまり深く関わらずに生きてきた感じがありますし、だからこそ誰かと関わって、しかも自分のことを「素晴らしい」と認められたときに、初めて居場所をもらえたような気持ちにもなる。しかも、コミュニケーション能力が幼いせいで、それをすごく素直に喜んだり駄々をこねたりして表現するんです。なので、体は大人だけど心の中がちょっと子供っぽいところから来る、彼の純粋な言葉を表現できたらいいのかな? と思いながら演じました。
――難波(日登志)監督や音響監督の明田川(仁)さんからは、演技について何かオーダーはありましたか?
基本的には、自分が現場に持っていったイメージを尊重していただきました。その上で、最初はあまり会話が得意じゃなさそうな感じを出しつつ、そこから鶴見中尉とのやり取りで変わっていく部分はけっこう大事にしながら録っていった記憶があります。
――江渡貝は鶴見中尉との出会いに大きな影響を受けるわけですが、大塚(芳忠)さんとの芝居で何か感じるところはありましたか?
それはもう! 江渡貝くんは鶴見中尉の手のひらの上で動かされているというか、鶴見中尉の圧倒的な存在感に取り込まれながら、それに心地良さすら感じているようなところがありますからね。ですので、僕も流れに身を委ねるまま、鶴見中尉が発する言葉のひとつひとつに乗っかっていくことを大切にしながらやれたんじゃないかと思います。
――自分の中にある演技の新しい引き出しを使ったような感覚はありますか?
江渡貝くんみたいな感情の振り幅が大きいキャラクターはなかなかやらせていただく機会がなかったので、そこは演じていて楽しかったですね。すごく心根のいいところも含めて、こういう役をやれてよかったな、という感覚があります。
――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
経験豊富な方ばかりですし、皆さんの本番に入るときのスイッチの切り替えがすごいと思いました。それまではわりとほんわかした空気が流れているんですけど、いざ本番が始まってスイッチが入ると一気に重厚感のある引き締まった現場になるんです。作品自体に深くて重いドラマがあるからこそ、現場でのオンオフが際立つようなところもあったと思います。
――収録中の出来事で印象に残っていることはありますか?
月島軍曹役の竹本(英史)さんといっぱいしゃべりました。お互いに辛いものが好きとか、他愛もない世間話なんですけど、それがすごく楽しかったです(笑)。
――最後に、本作に参加されての感想とファンへのメッセージをお願いします。
江渡貝くんは本当に振り幅が広いキャラクターで、一見ふざけているように見えても彼は本気でそう思っているし、その純粋性が魅力につながっている気がします。演じていても、普通の大人だったら言わないことを思いっきり言えてしまうような、江渡貝くんならではの感情のスイッチの入れ方が新鮮で楽しかったですね。ご覧になった方も、いきなり出てきて次の回には最期を迎える壮絶な展開にびっくりしたんじゃないかと(笑)。
江渡貝くんみたいな感情の振り幅が大きいキャラクターはなかなかやらせていただく機会がなかったので、そこは演じていて楽しかったですね。すごく心根のいいところも含めて、こういう役をやれてよかったな、という感覚があります。
――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
経験豊富な方ばかりですし、皆さんの本番に入るときのスイッチの切り替えがすごいと思いました。それまではわりとほんわかした空気が流れているんですけど、いざ本番が始まってスイッチが入ると一気に重厚感のある引き締まった現場になるんです。作品自体に深くて重いドラマがあるからこそ、現場でのオンオフが際立つようなところもあったと思います。
――収録中の出来事で印象に残っていることはありますか?
月島軍曹役の竹本(英史)さんといっぱいしゃべりました。お互いに辛いものが好きとか、他愛もない世間話なんですけど、それがすごく楽しかったです(笑)。
――最後に、本作に参加されての感想とファンへのメッセージをお願いします。
江渡貝くんは本当に振り幅が広いキャラクターで、一見ふざけているように見えても彼は本気でそう思っているし、その純粋性が魅力につながっている気がします。演じていても、普通の大人だったら言わないことを思いっきり言えてしまうような、江渡貝くんならではの感情のスイッチの入れ方が新鮮で楽しかったですね。ご覧になった方も、いきなり出てきて次の回には最期を迎える壮絶な展開にびっくりしたんじゃないかと(笑)。
――この作品には、登場して数話で鋭い爪痕を残して去っていくヤバいキャラクターがいますが、江渡貝もそのひとりですね。
そうですよね。そういった意味では、自分の芝居がどう見えるのかドキドキしていますし、すごく楽しみでもあります。皆さんには、第二期の頭を飾った彼のヤバさを記憶にとどめていただくと同時に、これからもまだまだ続くアニメの放送を最後まで楽しんでいただけると嬉しいです。
そうですよね。そういった意味では、自分の芝居がどう見えるのかドキドキしていますし、すごく楽しみでもあります。皆さんには、第二期の頭を飾った彼のヤバさを記憶にとどめていただくと同時に、これからもまだまだ続くアニメの放送を最後まで楽しんでいただけると嬉しいです。